都心方面への輸送力を増強し混雑緩和を推進します! 大井町線急行列車の7両編成化と新型車両6020系の導入
2017年10月12日
東京急行電鉄株式会社
当社は、大井町線の「都心方面への輸送力増強」を目的に、11月4日(土)以降、急行列車を6両編成から7両編成に順次変更し、来春に新型車両6020系を導入、さらに2018年3月にはダイヤを改正し、輸送力を増強させて混雑緩和を推進します。また、ホームドア設置などの安全対策にも引き続き取り組みます。
1.急行7両化とダイヤ改正による都心方面への輸送力増強
大井町線は2008年3月から急行運転を開始して利便性を向上させ、多くのお客さまのご利用により混雑率も上昇しています。今回、混雑緩和と利便性向上を目的に、11月4日(土)以降、急行列車を6両編成から7両編成に順次変更します。全6編成の7両編成化完了は、2018年3月を予定しています。
また、2018年3月にはダイヤ改正を実施し、朝ラッシュ時間帯の運転パターンを変更します。急行列車の運転本数を増やすことで、7両編成化による輸送力増強と合わせ、大井町線の混雑緩和を図ります。あわせて、日中時間帯は各駅停車も増発し、利便性向上を目指します。
2.新型車両6020系の導入
大井町線急行列車として、2018年春に新型車両6020系の導入(7両×2編成=14両)を予定していま
す。この電車は、田園都市線の新型車両「2020系」と同様、車内には「ナノイー(※)」方式の空気清浄機を設置し、座席は背もたれの高いハイバック仕様を採用することで、車内の快適性向上を図ります。また、ドア上に配置するデジタルサイネージでは、多言語案内を強化するとともに、ニュースや天気予報など充実した情報サービスを提供します。
3.安全対策とサービスの向上
安全・安心に利用できる鉄道を目指し、ホーム上の安全対策として、2019年度までに東横線・田園都市線・大井町線全64駅のホームドア整備を目指しています。今年度大井町線では、荏原町駅および九品仏駅でホームドアの運用を開始する予定のほか、荏原町1号踏切や緑が丘3号踏切には、3D式踏切障害物検知装置に更新を行うなど、路線全体の安全対策の強化を進めます。
大井町線輸送力増強施策の詳細
1.急行7両化・ダイヤ改正による都心方面への輸送力増強
(1)急行7両化
運行開始日:2017年11月4日(土)以降順次変更
全6編成完了予定時期:2018年3月
7両化に伴うホーム延伸
対象駅:大井町駅、旗の台駅、自由が丘駅
(2)ダイヤ改正
改正時期:全急行列車の7両編成化が完了する2018年3月
内容: 朝ラッシュ時間帯の運転パターンを変更し、急行列車の運転本数を増やすことで、7両編成化による輸送力増強と合わせ、大井町線の混雑緩和を図ります。また、日中時間帯の各駅停車も増発します。
2.新型車両6020系の導入
(1)導入予定時期:2018年春
(2)導 入 編成数:2編成(7両×2編成=14両)
(3)主 な 機 能
・「ナノイー(※)」方式の空気清浄機を設置
・背もたれの高いハイバック仕様の座席を採用
・ドア上に配置するデジタルサイネージの多言語案内や、情報サービスの充実
・防犯カメラの設置による車内のセキュリティの向上
・全車両にフリースペースを設置し、バリアフリー対応を強化するとともに、編成全体の定員を増加
・車両機器を常に監視できる大容量情報管理装置を設置し、車両故障の未然防止を図り、運行のさらな る安定化を実現
・騒音、使用電力の低減
※「ナノイー」はパナソニック株式会社の商標登録です
3.安全対策とサービスの向上
(1)ホームドア整備
2019年度までに東横線、田園都市線、大井町線全64駅のホームドア整備を目指しており、今年度は大井 町線の荏原町駅、九品仏駅の2駅を含む東急線内14駅に設置予定です。
(2)3D式踏切障害物検知装置整備
踏切の安全対策として、踏切内を立体的に検知できる3D式踏切障害物検知装置の設置を進めています。 今年度大井町線では、荏原町1号踏切、緑が丘3号踏切の2つの踏切に、3D式踏切障害物検知装置の設置 が完了、さらに自由が丘4号踏切にも設置を予定し、東急線内全135踏切のうち、設置踏切数は61か所に整 備される予定です。
以 上